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ウサギ小話第17話 「病院に連れて行く時何をつかうか」

前回の小話からだいぶご無沙汰してしまいました。

無事の背中の骨は治り、今年の2月に背中のボルトを取る抜鉤手術をうけて、おかげさまで背中の違和感はほとんどなくなりました。抜鉤手術のあと、主治医に「ボルトの入っていた穴が塞がるまで保険だと思って3週間くらいの間、またコルセットを着けた方がいい」と言われてコルセットを着けました。前回の骨折のときには骨がずれたら大変だと思い、ありがたく着けていたコルセットですが、いったん動けるようになってから着けるコルセットは不便で、不快で、コルセットには申し訳ないですが、ののしりながら着けていました。人間はホントに勝手です。

今回の小話は背中ではなくて、病院に連れて行く時のバックについてです。自宅が病院に近い場合、犬ならリードで一緒に歩いて、猫でも洗濯ネットにいれてキャリーバックが無ければダンボール箱にいれてくるという方法がありますが、うさぎの場合はどんなに近い場所でも、ききちんとしたそれなりの物に入ってもらって運ばなくてはいけません。それなりの物とはどんなものが良いのでしょうか。

私が飼い主さんにお勧めしているのは、写真に示したようなプラスチックのピクニックバスケットです。

うさぎ用に造られた物ではないですが、世にたくさん売られているうさぎ用キャリーバックよりずっと優れていて、しかも安価です。底がすべるのが唯一の欠点なので、100円ショップで売っているシリコンのキッチン用水切りを切り抜いてひいてあげると完璧です。(このアイデアはバスケットご愛用の飼い主さんから教えてもらいました)

電車などの交通機関で移動する際は大きめのバスタオルや風呂敷で包んであげて外からの視線をさえぎってください。暑い場合は凍らせたペットボトルを底やサイドにガムテープで固定したり、寒いときはホカロンを同様に固定すると温度を一定にたもつことができます。

このバスケットの最大の利点は外からウサギの様子を(上からも横からも)観察できること、安全に出し入れができることです。私の病院にかぎらず、動物病院にうさぎを連れていくときには是非使ってみて下さい。