2015年

2015年 · 2015/12/16
今でこそ月に何症例も行っている臼歯の不正咬合の処置ですが、初めて行ったのは、1998年の夏でした。 ミーコという4才の雄ウサギです。...

2015年 · 2015/11/18
長年ウサギを飼ってこられたベテランのウサギ飼主さんたちはご存知と思いますが、愛玩ウサギにたいしての獣医療はここ15年から20年で劇的に進歩しました。 特に歯科関係の治療では、口が痛くて食べられず、そのままでは死んでしまう多くのウサギの寿命をのばすことが出来るようになりました。...

2015年 · 2015/08/21
Mちゃんの治療のめどがつき、ほっとしたのか、ここからの記憶がやや曖昧になるのですが、カルテによると、持ち帰ったハリのうち2番目のハリネズミ(抜くのに1番目ほど苦労しなかった方)のハリからは同じ真菌が分離され治療をおこないました。...

2015年 · 2015/08/14
最初に診せていただいたハリネズミには可愛らしい名前がありましたが、このプログではとりあえずM ちゃんとさせていただきます。。 飼主さんには、Mちゃんのハリから真菌が分離された事はすぐにご連絡し、真菌の治療を始めるとともに、千葉大に生えた真菌を送って調べていただくということは事前にご了承いただいていました。...

2015年 · 2015/07/08
(「ハリネズミのお話」その2から続きます) 電話口で私は「ハリネズミの針を真菌培養したら生えてきてさ〜」と気楽に話だしました。 いつも通り「ふ〜ん、そうなの〜」という答えがかえってくるかと思いきや、 「培養ボトルのふたはきっちり閉めてからテープで密封し、絶対に胞子(生えてきた真菌の種のような物)を顕微鏡で確認しようとしたらダメだよ」...

2015年 · 2015/06/19
(「ハリネズミのお話」その1から続きます) 脱針ハリネズミ君を診療した当時、私の病院では子猫や子犬の皮膚真菌症(簡単にいうと水虫ですね)が多く、ちょうど新しい真菌培養キットを購入したところでした。 飼主さんに雑談しながらそのことを何の気なしにお話すると、是非カビの培養をしてほしいと希望されました。...
2015年 · 2015/05/22
これから書く事はすべて本当にあったことです。 こう書くとまるですべて嘘みたいに聞こえますが、私の動物病院で日本では初めてハリネズミから、今まで日本にいなかった真菌(簡単にいうと水虫菌)が分離された時のことを書いていきます。 分離に成功されたのは、当時千葉大学真菌医学研究センターにいらっしゃった佐野文子先生です。...

2015年 · 2015/03/03
これから書いていくこともなかなかマニアックな内容で、私自身の自己満足のようなプログになってしまいますが、8話に続けて書いていってみます。...